移動年計トレンド分析

当月から起算して１年間の金額を毎月集計した移動年計グラフにより、季節指数を折り込んだトレンドを把握します。移動年計を使うことで、月次ベースで年次決算をしているのと同じことになります。また、売上高、粗利益、固定費、人件費の移動年計グラフを一つの表に集約することで、それぞれの関係についても分析することができます。

・ 売上高、粗利益、固定費のトレンドはどうなっているか？

・ 経常利益のトレンドはどうなっているか？

・ 数ヶ月連続で増加または減少していないか？

 

収益構造分析

ストラック図（戦略的会計図）を使い、売上高を「客単価×数量」で算出し、固定費を人（人件費）・物（経費）・金（金利）・未来費用（戦略費）に分けて捉えることで会社の収益構造を解き明かします。

・ どこに手を打てば利益が増えるか？

・ 収益構造（売上、粗利、固定費）に問題はないか？

・ 売上高の水準は安全圏か？

・ 人員構成は適正な水準か？

・ 無駄な維持管理費にお金を使っていないか？

・ 戦略費（採用教育費、広告宣伝等）へのお金の配分は十分か？

資金繰り分析

損益計算書の当期純利益と手元のキャッシュの増減の関係を見ることで、会社のお金の流れを把握します。

・ 今期稼いだ利益（キャッシュ）はどこに消えたのか？

・ 資金繰りを楽にする方法は？

・ 手元のキャッシュを増やすにはどうすれば良いか？

財務健全性（安全性）分析

貸借対照表の数字を図面で表すことで、資産、負債、資本の状態を視覚的に捉えます。過去と比較することで財政状態の変化を把握でき、問題点の早期発見につながります。

・ 財務の健全性に問題はないか？

・ 資金の調達方法はバランスがとれているか？

・ 自己資本は十分か？借入金への依存度は適正か？

運転資金分析

「売上債権＋棚卸資産－仕入債務」を必要運転資金として捉え、将来の売上増加に対する必要な資金を予測します。

・ 運転資金としてどの程度のキャッシュが必要か？

・ 運転資金は増加傾向にあるか減少傾向にるか？

・ 売上債権の回収に問題はないか？不良債権はないか？

・ 棚卸資産の回転期間は適正か？不良在庫はないか？

資金安定性分析

創業時から繰り越してきた利益とキャッシュの関係を把握し、資金調達の安定性を評価します。

・ 設立当初から設けたお金はどこに消えたか？

・ お金を増やすにはどの勘定科目に手をつければ良いか？

・ 資金の安定度はどのレベルか？

経営バランス分析（総合分析）

収益性、生産性、安全性の経営指標をレーダーチャートとして表示し、経営要素のバランスを総合的に評価します。

・ 経営要素で不足しているのは何か？

・ 収益性、安全性、生産性の経営指標のバランスはとれているか？

・ 経営指標の目標値に対する良否はどの程度か？